ミューズデュナミス（2012年生、母フローラルジュノー）

ミューズデュナミス（2012年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女神名＋力（ラテン語）」。毛色は芦毛。種牡馬のリンカーン（当時12歳）と交配したフローラルジュノーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の宮古夏まつり賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マオジャパンから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、競優牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐々木雄二によって73.5万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月28日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。17頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

12月22日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳C2三（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた4戦目は、2歳C2二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コスモカフに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2一（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レオファントムに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の盛岡市職員盛駿会会長杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の宮古夏まつり賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（8戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエタンスラントに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の藤沢野焼祭賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた16戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月30日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木麻優騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木麻優騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。