ハーバープリンス（1992年生、母ハーバーハーディ）

ハーバープリンス（1992年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーテイアス（当時18歳）と交配したハーバーハーディが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方33戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上C1 C2。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月5日、デビュー戦は山本康志騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は484kg。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

8月20日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

10月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、タイサンバに交わされて4馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

4歳（1996年）

3月10日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた11戦目は、新町充寿騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で土井道隆騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で土井道隆騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月30日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、江見和浩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江見和浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1997年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江見和浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノソアラーからクビ差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江見和浩騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江見和浩騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月17日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江見和浩騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で江見和浩騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で江見和浩騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた25戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイドファンタムから1馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は江見和浩騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた27戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江見和浩騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉原正和騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシンチャンリッチに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月23日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（3戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノライオーから3馬身差の2着となった。

8月2日、中3週で迎えた31戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピリッツァーからハナ差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原正和騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったリュウチャンピオンから2馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉原正和騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月27日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月26日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬ジョッキーズグランプリ第3戦（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原正和騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1998年）

1月10日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原正和騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原正和騎手（11戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。