サーブルノワール（2014年生、母マイネナデシコ）

サーブルノワール（2014年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒い剣（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時13歳）と交配したマイネナデシコが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、中央平地9戦1勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河育成センターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって1,458万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月17日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3歳（2017年）

1月8日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月21日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウイントリニティーに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月8日、中6週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

4歳（2018年）

6月16日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

8月18日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。