ポートマーメイド（2001年生、母ファンドリモアー）

ポートマーメイド（2001年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人魚」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時16歳）と交配したファンドリモアーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は蠣崎牧場。戦績は、中央平地23戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカーネギーキャッチをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

3歳（2004年）

4月24日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエンジェルクルーをクビ差振り切って休み明けの一戦を制した。

5月15日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4歳（2005年）

7月3日、約6か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ7着に沈んだ。

7月31日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のルタンティールを半馬身振り切って3勝目をマークした。

8月21日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（11戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月17日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた23戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。