オースミダンサー（1990年生、母アルピンストリーム）

オースミダンサー（1990年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時9歳）と交配したアルピンストリームが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したベラアンを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3歳（1993年）

1月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のエリザベスドリームをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。