ウィープディライト（2021年生、母ウィープノーモア）

ウィープディライト（2021年2月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「涙を流す+歓喜。歓喜の涙を流したい」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時9歳）と交配したウィープノーモアが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、DMM.comによって1億1,000万円で落札された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月12日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3歳（2024年）

1月8日、中7週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオリエンタルナイトをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月24日、中6週で迎えた3戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月27日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月6日、中9週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイゾレエオリアを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず3着に敗れた。

4歳（2025年）

2月1日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの許波多特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るクルミナーレをハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3月23日、中6週で迎えた9戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

10月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの昇仙峡ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのドンカスターカップ（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。