プリズマティコ（2015年生、母テルアケリー）

プリズマティコ（2015年2月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「色の多彩な、あざやかな（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のMedaglia d'Oro（当時16歳）と交配したテルアケリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

3月10日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

6月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月4日、中8週で迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシールヴィクトリーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月2日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2019年）

4月14日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

11月3日、中8週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

5歳（2020年）

2月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラスの合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に敗れた。

8月1日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。16着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月6日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月8日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（6戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2020年11月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。