ジェットマグナム（2022年生、母ビビットオレンジ）

ジェットマグナム（2022年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「破壊的なスピード」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヘンリーバローズ（当時7歳）と交配したビビットオレンジが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はカケハムポニークラブ。2024年の芙蓉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

7月7日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリトルジャイアンツを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

8月11日、中4週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

9月28日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のレーヴドロペラを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

12月28日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

3歳（2025年）

2月9日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた9戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2025ワールドオールスタージョッキーズ第4戦（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月13日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。