ヒシスマッシャー（1993年生、母トレンディキット）

ヒシスマッシャー（1993年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時16歳）と交配したトレンディキットが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）カミイスタット。戦績は、中央平地5戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

3月23日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアービルヒーローに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマヤノプレイリーをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

4歳（1997年）

6月17日、約8か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、オンワードバークに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったサファリアーチストに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。