ウメムスビ（2020年生、母ヴィオレッタ）

ウメムスビ（2020年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「梅+結び。新しく馬主となってできたご縁を大切にしたいと思い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファインニードル（当時7歳）と交配したヴィオレッタが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山牧場。2022年のカンナステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、奥山ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって880万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、細川陽介によって1,595万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月12日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったプロトポロスにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフェルヴェンテに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月13日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月4日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く末脚を伸ばして、最後は2着のレイカットスルーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を収める

12月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は角田大河騎手（4戦1勝）。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3歳（2023年）

2月26日、中9週で迎えた7戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6月17日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は角田大河騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。