タガノバビロン（2022年生、母スペシャルディナー）

タガノバビロン（2022年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+メソポタミア地方の古代都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時19歳）と交配したスペシャルディナーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

西園翔太厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月27日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベリタバグスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、T.マーカンド騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2025年）

2月1日、中9週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したヘニーガイストを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

5月31日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したルグランヴァンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシュドゥンをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

8月10日、中6週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの揖斐川特別（中京ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテスティモーネに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

10月11日、中8週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のシンビリーブに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。