ワイエムフェアリー（2013年生、母タヤスオドリコ）

ワイエムフェアリー（2013年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時13歳）と交配したタヤスオドリコが21歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、サンライズによって270万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月19日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（2016年）

1月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3月30日、中8週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったイソノヴィグラスに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のカクテルハットをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。