アートオブダンサー（2006年生、母アイアムダンサー）

アートオブダンサー（2006年2月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「華麗なダンサー。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したアイアムダンサーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月31日、デビュー戦は田村太雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2009年）

5月10日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村太雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で田村太雅騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田村太雅騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

7月25日、中2週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカンシャノキモチを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村太雅騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた10戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したプリンセスペスカを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田村太雅騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（9戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

5歳（2011年）

7月30日、約14か月の休み明けで迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月20日、中7週で迎えた21戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた22戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。