リアライズブラザー（2010年生、母ジョウノカトリーヌ）

リアライズブラザー（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「屋号＋兄弟」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したジョウノカトリーヌが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。主な勝ち鞍は2015年の昇仙峡特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月11日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったキクノソルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

3歳（2013年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月29日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミケンプレミオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月6日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったサンマルデュークに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のロックシンガーをアタマ差振り切ってファンの期待に応えた。

12月7日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2015年）

5月16日、約17か月半の休み明けで迎えた10戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた11戦目は、アルビレオ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のナリタボルトに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

9月19日、中7週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京ダート2100m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカンデラをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月28日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の2015フェアウェルステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6歳（2016年）

1月10日、中1週で迎えた17戦目は、L.コントレラス騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月26日、約10か月半の休養明けで迎えた18戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

12月4日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7歳（2017年）

6月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から31kg戻して迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、紫陽花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月7日、連闘で馬体重を前走から20kg絞って迎えた21戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた22戦目は、南風賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。