カズフォークナー（2016年生、母テイエムオーシャン）

カズフォークナー（2016年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したテイエムオーシャンが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。主な勝ち鞍は2020年の金沢梨賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月15日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月16日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

5月6日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた4戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月28日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヒマワリに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十一（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローレルリースに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリジカーレに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月18日、中1週で迎えた8戦目は、加賀温泉郷特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフォースキャリアに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月8日、中2週で迎えた9戦目は、金沢梨賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシュヴァノーティを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月4日、中3週で迎えた10戦目は、一般B1五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた11戦目は、HBA組合長賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5歳（2021年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬でポイントゲット賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で魚住謙心騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた15戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。