コウチキャッスル（1987年生、母フクノエーカン）

コウチキャッスル（1987年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のクルセダーキヤツスル（当時8歳）と交配したフクノエーカンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口武志。戦績は、中央平地34戦2勝2着1回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1991年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

7月16日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は428kg。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず3着に終わった。

9月10日、中5週で迎えた3戦目は、柴田弘之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月17日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田弘之騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月30日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田弘之騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトップリュウオーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月28日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田弘之騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳オープン（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田弘之騎手（4戦1勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい5着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田弘之騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

3歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で柴田弘之騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したヤマエーエンゼルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で柴田弘之騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で柴田弘之騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で柴田弘之騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた13戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/不良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた14戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月1日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（福島芝1200m 雨/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた17戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、保原ステークス（福島ダート1000m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（福島芝1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

4歳（1991年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、石塚信広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石塚信広騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた25戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はザオーズイウンと並んで1着同着となった。

4月28日、中3週で迎えた26戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた27戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた29戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1000m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた30戦目は、アラ系4歳以上700万下（函館芝2000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた31戦目は、アラ系4歳以上700万下（函館ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（3戦1勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた32戦目は、成島正規騎手を鞍上に迎えて、保原ステークス（福島ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた34戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5歳（1992年）

1月19日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた36戦目は、北野多美男騎手を鞍上に迎えて、C1（福山ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、アラ系一般C2-1（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野多美男騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月14日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた38戦目は、アラ系一般C2-1（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野多美男騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた39戦目は、C1（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は藤本三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた40戦目は、アラ系一般C2-1（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた41戦目は、アラ系一般C2-1（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本三郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。