ディオスクーロイ（2018年生、母ナムラエラン）

ディオスクーロイ（2018年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ゼウスの息子(ギリシャ神話より)」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時13歳）と交配したナムラエランが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月10日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のシゲルリジに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

3歳（2021年）

1月23日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したリメスを差し切れず、1馬身差の2着となった。

3月6日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のペプチドサンライズに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（4戦2勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの八女特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（6戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4歳（2022年）

3月13日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

7月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。