マダムバタフライ（2010年生、母ファストマダム）

マダムバタフライ（2010年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋蝶」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時8歳）と交配したファストマダムが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大野牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害2戦0勝、地方32戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

9月17日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中7週で迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

4月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月8日、中8週で迎えた6戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた7戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2014年）

5月5日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、リボンナポリン賞（門別ダート1200m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサーベラスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のエスコルピオンをアタマ差振り切って2勝目を手中に収めた。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、おけと人間ばん馬大会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた11戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、石榴特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は水野翔騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、ビヤパーティAiba浦河賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた15戦目は、浦河町オロマップ展望台賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野翔騎手（6戦2勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で水野翔騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野翔騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で水野翔騎手（9戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、沙流川賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野翔騎手（10戦2勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で水野翔騎手（11戦2勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2015年）

5月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、三石海浜公園賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野翔騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（13戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、鬼のイチオシ!登別ブランド賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた27戦目は、新冠町ふるさと納税賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（15戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた28戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、新ひだか町真歌山展望台賞（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

6歳（2016年）

6月8日、約9か月半の休養明けで迎えた29戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた30戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月6日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野翔騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

7月14日、連闘で迎えた32戦目は、北海道一倉賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（17戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた33戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（18戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、浦河町うらら湖賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた36戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（19戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた37戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月28日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた38戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。