スカーボロフェア（2012年生、母ヘニーズソング）

スカーボロフェア（2012年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「英国の伝統的バラード」。毛色は鹿毛。種牡馬のパイロ（当時7歳）と交配したヘニーズソングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方21戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

9月28日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。17頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のスラリーアイスに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2015年）

3月28日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

12月20日、中9週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松岡正海騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

4歳（2016年）

1月10日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松岡正海騎手（9戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったアンジェラスベルにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

1月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で松岡正海騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月26日、中7週で迎えた12戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったピンクシャドウに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月14日、中3週で迎えた14戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

8月23日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、処暑特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、大山詣り日本遺産認定記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた17戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、津久井商工会青年部50周年記念杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、よみうりランドジュエルミネーション賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた19戦目は、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で瀬川将輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた20戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀬川将輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

9月15日、約8か月半の休み明けで迎えた21戦目は、高橋昭平騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた22戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋昭平騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた23戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、杉並区特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋昭平騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は横川怜央騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6歳（2018年）

1月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2二三（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月17日、中7週で迎えた29戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた30戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、緑風賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた31戦目は、うしかい座賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のミステキサスに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月28日、中4週で迎えた32戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、海王星賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた34戦目は、ジュライ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。5頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた35戦目は、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。