フィールザライト（2008年生、母フィールザビュウ）

フィールザライト（2008年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時12歳）と交配したフィールザビュウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）平岡牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方27戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

1月10日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンレイワイルドにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

5月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

6月25日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアートオブクウィルに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウシレトコを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

12月24日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず13着に終わった。

4歳（2012年）

1月28日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月21日、中7週で迎えた14戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったメイショウゴモンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月17日、中7週で迎えた15戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月8日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

10月6日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

11月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた19戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5歳（2013年）

1月13日、中4週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

5月8日、中3週で馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた22戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、ロージズインメイ賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、カルミア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったナモンミライに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた24戦目は、新得地鶏特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたクラヤマトオー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月20日、中1週で迎えた25戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったエーケーリゲルにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、南天特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた27戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、日高町建設協会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた28戦目は、グランシャリオナイター5周年特別3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた29戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、北のフルーツ王国よいち特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた30戦目は、様似アポイ岳特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた31戦目は、柊木犀特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた32戦目は、じっくりコトコト特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた33戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、北海道えぞ松特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6歳（2014年）

5月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた34戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

7月3日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた35戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、みついし蓬莱山まつり特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた36戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、キレートレモン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた38戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた39戦目は、平取町沙流川まつり特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野翔騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた40戦目は、AIR-G’MOXY特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野翔騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた41戦目は、滝上渓谷「錦仙峡」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野翔騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた42戦目は、藤袴特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で水野翔騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた43戦目は、よい食笑味ちゃん記念特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で水野翔騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。