ピラニアキッス（2022年生、母トーホウアイレス）

ピラニアキッス（2022年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ピラニア(魚の種類)+キス」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時15歳）と交配したトーホウアイレスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。主な勝ち鞍は2025年の父72歳ハッピーバースデイ。

経歴

デビュー前

嘉藤貴行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

1月13日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月9日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、舟山瑠泉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したノーブルノワールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月19日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で舟山瑠泉騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

7月21日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の父72歳ハッピーバースデイ（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタランチュラを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

8月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のくずきり特別 b（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

デビュー前

原口次夫厩舎（愛知）へ入厩。

9月2日、デビュー戦は加藤聡一騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアースノイドにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月17日、中3週で迎えた7戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバレアリックシーに2馬身半の差をつけて制した。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、ハロウィン・ナイト特別（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のジーティーウララに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

11月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。