ジェントルタッチ（2020年生、母Une Cherise）

ジェントルタッチ（2020年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優しく触れる」。毛色は鹿毛。種牡馬のAlways Dreaming（当時6歳）と交配したUne Cheriseが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦はH.H.ドイル騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、プレミアペガサスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、アッティラに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月8日、連闘で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロジホームに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月10日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

8月20日、中7週で迎えた8戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2024年）

6月25日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた10戦目は、山本大翔騎手を鞍上に迎えて、ジューン特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のバルーンアートに2馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

7月19日、中2週で迎えた11戦目は、稲毛海岸特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本大翔騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた12戦目は、屏風ヶ浦特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本大翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、バルーンアートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月25日、中3週で迎えた13戦目は、招き猫特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本大翔騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。