フリークロバリー（1993年生、母イエローローズオブテキサス）

フリークロバリー（1993年4月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時6歳）と交配したイエローローズオブテキサスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地14戦3勝。主な勝ち鞍は1996年の室蘭特別(900万下)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月16日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のカワキタバンスイに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

3歳（1996年）

4月28日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトウカイジャスパーに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

6月15日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクインポイントに1馬身の差をつけて優勝

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、タイムス杯（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（1997年）

6月14日、約10か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。