エイシンクラッチ（1987年生、母エイシンダイヤ）

経歴

デビュー前

2歳（1989年）

11月26日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3歳（1990年）

2月4日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた3戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマルカシンフォニーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

6月2日、中4週で迎えた5戦目は、4歳500万下のかきつばた賞（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1991年）

1月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた10戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の静原特別（京都芝2000m 曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。