エクセルワンダー（2012年生、母アドリアーナ）

エクセルワンダー（2012年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時17歳）と交配したアドリアーナが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）稲葉牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2 35。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田宗将から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、稲葉牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ターフマネジメントによって210万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月1日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

11月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3歳（2015年）

4月4日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

8月16日、中7週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、優駿浪漫街道日高本線賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-7（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2016年）

2月21日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、アメジストパワーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中2週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオクマンチョウジャに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上C2 35（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアメジストパワーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた17戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。