ミキノジャズマン（2005年生、母リーチマイホープ）

ミキノジャズマン（2005年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ジャズ演奏家」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したリーチマイホープが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦4勝2着2回。2008年の尾張名古屋杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、友田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月26日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月29日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートドレスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の一将・美沙緒結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るケイエムホークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトレジャーマウントを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

12月12日、連闘で迎えた14戦目は、第18弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤誓二騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジログレイブスに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月31日、中2週で迎えた15戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ツルマルツイモツイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月25日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた17戦目は、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカリスマシャチョウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。