タニノメール（1993年生、母アロマックアステル）

経歴

デビュー前

18歳のとき、カントリー牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

3歳（1996年）

1月6日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

2月4日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったビューティスポットに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月16日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

3月23日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミスアトランタに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月4日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のユメノオーロラに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のブランドマリナーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4歳（1997年）

7月19日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のホーマンアスリートに1馬身半の差をつけて優勝

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は須貝尚介騎手（7戦1勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

5歳（1998年）

3月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。