ケイアイネイビー（2016年生、母ケイアイアテナ）

ケイアイネイビー（2016年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+色名」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時13歳）と交配したケイアイアテナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2021年の阿久比川特別(一般C9)。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月24日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月22日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3歳（2019年）

1月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で野中悠太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3月23日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野中悠太郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き最後はティターヌと並んで7着同着となった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月29日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月10日、中5週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4歳（2020年）

1月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月26日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリボンナイトからクビ差の2着となった。

5月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月13日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2021年）

4月10日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ウツギ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、地方自治研究日高特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた18戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ザクロ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、アジサイ特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月18日、中5週で迎えた20戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、阿久比川特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメモリアに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、鳴沢の滝特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアリーカに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた24戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた25戦目は、騎手候補生大大大募集（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したラディーグを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた27戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツインシップに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月9日、連闘で迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

6歳（2022年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、南陽大橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月10日、連闘で迎えた30戦目は、土古ファイナルまであと1日（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。