アリエール（2017年生、母ライブインベガス）

アリエール（2017年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「後ろへ動く(仏)」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したライブインベガスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は有限会社エスティファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

橋本和馬厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2020年）

2月24日、デビュー戦は大木天翔騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は420kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月7日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大木天翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るラーズグリーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月20日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大木天翔騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月9日、中6週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、SPAT4×JBC2021賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルビーラヴドをハナ差振り切って2勝目を奪取した。

4歳（2021年）

7月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

5歳（2022年）

5月15日、約10か月半の休み明けで迎えた8戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

2022年5月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月5日、中6週で迎えた9戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

2022年7月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。