サンエスペランス（2020年生、母ディアレイラ）

サンエスペランス（2020年5月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「太陽+期待(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のレーヴミストラル（当時8歳）と交配したディアレイラが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。主な勝ち鞍は2024年の岳&楓結婚1周年前日杯(一般C2十)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中春美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤ステーブルによって297万円で落札された。

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

12月25日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2023年）

2月19日、中7週で迎えた2戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた3戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林勝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林勝太騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月16日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、ほくれん丸賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4歳（2024年）

3月25日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた10戦目は、場内の飲食は各フロアの豊富なメニューで（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、高羽ルーシー生誕祭記念杯（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったサンダップルドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中1週で迎えた12戦目は、岳&楓結婚1周年前日杯（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤翔馬騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームバンドームに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月7日、中3週で迎えた13戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、ハーッピ☆ハピハピ☆バ～スデイッななこ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のジュンシリアスに2馬身の差をつけて順当に勝利した。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、大地記念盃（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、金沢競馬プレミアム（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた16戦目は、能登半島地震復興応援杯（71）（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスターマンモスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、エモエモ90祝4周年3DAYS!競馬部盃（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したムゲーテスペランサにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったミスターキングに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、ぼくらが夜明け甘犬44生誕記念杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた21戦目は、竹橋おきらく食堂杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコンパウンダーに2馬身半の差をつけて優勝