ナカミシュンラン（1987年生、母ナカミサフアイヤ）

ナカミシュンラン（1987年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時11歳）と交配したナカミサフアイヤが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

1月7日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は422kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 雨/不良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウメノジーニアスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプレクラスニーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた8戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月8日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメグロクラマに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1991年）

1月20日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月3日、中5週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の常陸特別（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月25日、中9週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月13日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月22日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月8日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5歳（1992年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したヒロガナールを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

1月25日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。