フジミパルテノン（1996年生、母フジミマドリード）

フジミパルテノン（1996年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時14歳）と交配したフジミマドリードが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）越湖牧場。戦績は、中央平地36戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の南総特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

12月13日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

3歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エーピーコジロウに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトップキャロルに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月1日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り18着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の魚沼特別（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた12戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のロッキーバッハをアタマ差振り切って優勝

11月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

12月18日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の若水賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた20戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の米沢特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた21戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月6日、中9週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月27日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のミスヒテンをクビ差振り切って制した。

12月2日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（8戦2勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のトーアカゼノオーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（9戦3勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5歳（2001年）

1月14日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（10戦3勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4月22日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（11戦3勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

7月7日、中3週で迎えた31戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（12戦3勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた33戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月16日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた35戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクバノテンシに2馬身の差をつけて制した。

10月28日、中4週で迎えた36戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。