ヘイチャンプ（2020年生、母サトノジュエル）

ヘイチャンプ（2020年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「チャンピオンと呼ばれるようになってもらいたい」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時20歳）と交配したサトノジュエルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はアイズスタッド株式会社。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の芝山町賞(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アイズスタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、佐々木將吉によって341万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月11日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

3歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月12日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着を確保した。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月24日、中7週で迎えた6戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、芝山町賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロジマスタングを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4歳（2024年）

8月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた8戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、日高山脈襟裳十勝国立公園賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジドレフォンに9馬身の差をつけて2勝目を手にした。