エアパパガト（2005年生、母ベルモット）

エアパパガト（2005年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父親＋ケーキ。子供を甘やかす父親の意」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時10歳）と交配したベルモットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方32戦5勝。主な勝ち鞍は2010年のフォレストステーション波賀特別(A2 B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ラッキーフィールドによって3,150万円で落札された。

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月15日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグランプリヒーローに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月29日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2十二（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月22日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルカイクスマイルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月20日、中3週で迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、2009M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマニンリボールトに1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月17日、中3週で迎えた6戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月13日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず16着に終わった。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月15日、中6週で迎えた10戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

5歳（2010年）

1月28日、中5週で迎えた12戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク重勝式特別（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジムカーナに5馬身の差をつけて3勝目を収める

3月10日、中2週で迎えた14戦目は、但馬牧場公園まきば杯（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた15戦目は、スプリングウインド特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた16戦目は、DASHよかわ特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた17戦目は、コベルコ教習所杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月17日、中5週で迎えた18戦目は、フォレストステーション波賀特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタガノブリオレットをクビ差振り切って優勝

7月14日、中3週で迎えた19戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中越豊光騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた20戦目は、炭火焼肉たむらカルビオンシップ（園田ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で中越豊光騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた21戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で中越豊光騎手（9戦2勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で中越豊光騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた23戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた24戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、けいとう賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた25戦目は、菊正宗特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6歳（2011年）

1月3日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月12日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（12戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた30戦目は、とけいそう賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（13戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（14戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のライドオンをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

7月22日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中越豊光騎手（16戦3勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中越豊光騎手（17戦3勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で中越豊光騎手（18戦3勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた36戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた37戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、刀装具の美特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた38戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた39戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。