イブキアンビション（2001年生、母イブキパーシヴ）

イブキアンビション（2001年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野心・大志」。毛色は鹿毛。種牡馬のトレジャーアイランド（当時5歳）と交配したイブキパーシヴが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地9戦1勝、地方18戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

3月13日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月28日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月20日、中7週で迎えた4戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッドキャロルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（2005年）

3月3日、約7か月半の休み明けで迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は千田輝彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた11戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、シリウス特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、大本命・五冠神讃特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中5週で迎えた14戦目は、日高生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤倉寛幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったティンバーカコから8馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた16戦目は、レオニズ特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤倉寛幸騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、レギュラーメンバー賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、三石デルフィニウム特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月9日、中1週で迎えた19戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、日高獣医師会特別（門別ダート2000m 晴/不良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（2006年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、岩城方元騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、エイシンナンキンに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月28日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた21戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、夜桜賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

7月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた22戦目は、一般C2四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は岩城方元騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月7日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩城方元騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩城方元騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

11月3日、中9週で迎えた25戦目は、netkeiba.com賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩城方元騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岩城方元騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6歳（2007年）

2月2日、中9週で迎えた27戦目は、一般C2-11 12 13（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩城方元騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。