イズミサウンド（1985年生、母スーパーサウンド）

Izumi Sound

1985.04.09

イズミサウンド（1985年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハイセイコー（当時15歳）と交配したスーパーサウンドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）中島牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

日迫良一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月6日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したオーゴンライダァを差し切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（1988年）

8月21日、約8か月半の休み明けで迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウライナスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のプリティスマイルに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロングゴーカイに半馬身交わされて2着となった。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンメイトに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上野清章騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた8戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（1989年）

9月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は上野清章騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下の能勢特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（1990年）

10月20日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエナージモガミに5馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。