スパローリズム（2016年生、母カチョウフウゲツ）

スパローリズム（2016年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「すずめのリズム」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時19歳）と交配したカチョウフウゲツが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はキヨタケ牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C2七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、キヨタケ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田勝利によって216万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月26日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート900m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ファーマダイヤに3/4馬身交わされて2着となった。

10月20日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十一（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4歳（2020年）

3月22日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は沖静男騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のハートビートダンスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は沖静男騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月30日、中1週で迎えた17戦目は、ラベンダー賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のひまわり賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定戦のコスモス賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサンマッキニーに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は沖静男騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。