メモリーコバルト（2015年生、母メモリーフェミナ）

メモリーコバルト（2015年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+コバルトブルーの空色より」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時18歳）と交配したメモリーフェミナが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は成隆牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(1勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

4月28日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したノーブルエイムを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

6月9日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

7月8日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部寿希騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカリンカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた7戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月18日、中2週で迎えた8戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったフュージョンロックに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

6月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったグレースゼットに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

5歳（2020年）

4月11日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したアラゴネーゼに3/4馬身届かず2着となった。

6月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のラブスピールに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦2勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

6歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたバラーディスト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

1月31日、中2週で迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。