コスモトラベラー（2001年生、母イマキレイワールド）

コスモトラベラー（2001年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋世界旅行より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時8歳）と交配したイマキレイワールドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田昇史から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、中地エージェンシーによって262.5万円で落札された。

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月23日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルフュルストにクビ差届かず2着となった。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトラッドスキームをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月30日、中4週で迎えた6戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉孝士騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月27日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で徳吉孝士騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で徳吉孝士騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

9月26日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（2005年）

10月15日、約13か月の休み明けで迎えた13戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた14戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。