イリアス（1986年生、母オンワードカルミヤ）

Ilias

1986.03.31

イリアス（1986年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時14歳）と交配したオンワードカルミヤが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）久保農場。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

仲住芳雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメローニスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

3月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定4歳400万下の桃花賞（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下のガーベラ賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大崎昭一騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた7戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下のアベリア賞（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。