アイバモラ（1991年生、母ミスローザンヌ）

アイバモラ（1991年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時13歳）と交配したミスローザンヌが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着3回、中央障害5戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったキャンディスシチーを半馬身捉え切れず2着となった。

3歳（1994年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

1月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月20日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

4月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセントシャークをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（1995年）

1月15日、約7か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’95オープニングカップ（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、タイキアークに交わされて4馬身差の2着となった。

3月25日、中2週で迎えた14戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の韓国騎手招待（2）（中山芝2000m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月29日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、トーシンロードに交わされて1馬身差の2着となった。

6月4日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた18戦目は、S.ソト騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた19戦目は、ジュライ賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた24戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5歳（1996年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

5月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた27戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードメイプルをアタマ差制して久しぶりに白星を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。鞍上は臼井武騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。