コスモチャートイン（2008年生、母ランクイン）

コスモチャートイン（2008年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ヒットチャートに載ること」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時12歳）と交配したランクインが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は協栄組合。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上C2 38。

経歴

デビュー前

1歳のとき、協栄組合から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって315万円で落札された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月28日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3歳（2011年）

5月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた7戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、全道Aiba祭賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ゴールドデスティニにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた12戦目は、シルクヱビス賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた13戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったエイダイコンビに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月16日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

12月24日、連闘で迎えた16戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 31（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモマリースターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2012年）

1月5日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川慎将騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスターサムを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリンセスヌビアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月4日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた22戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったファランギースに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月13日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。