キクノエンペリー（1987年生、母エーワンタイホウ）

Kikuno Empery

1987.04.09

キクノエンペリー（1987年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエンペリー（当時14歳）と交配したエーワンタイホウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地11戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

仲住芳雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月22日、デビュー戦は菅原泰夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/不良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた6戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

11月10日、中5週で迎えた10戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月18日、連闘で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のセンターリキショウに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。