キュンメル（2014年生、母ティフィン）

キュンメル（2014年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「姫茴香を主体にした上品なリキュール。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したティフィンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2018年の一般B2三。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月24日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクセスラインにハナ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2017年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4歳（2018年）

4月15日、約8か月の休養明けで迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、ベニヤマザクラ賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したペイシャパッチにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、アイスストロベリー賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた10戦目は、ユッカラン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた11戦目は、オシロイバナ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた12戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のリンノメサイアをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ウィルキンソン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、モミジアオイ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月1日、中5週で迎えた15戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた16戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、2018JBC京都まであと20日（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた18戦目は、シュウメイギク賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた20戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（9戦1勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5歳（2019年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月29日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（11戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエリンゼフィールを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。