ヤマロクフラワー（1990年生、母フカノシヤネル）

ヤマロクフラワー（1990年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のカントウハヤテ（当時10歳）と交配したフカノシヤネルが24歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は佐々木正。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方10戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年のアラ系4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

6月21日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は398kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、シゲルホームランにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタキンフェローに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

8月29日、中3週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた6戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（福島ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

3歳（1993年）

1月16日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のアイアンダイオーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた12戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 曇/重）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上800万下（小倉ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は山田泰誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

4月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、C1ロ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

12月7日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1994年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C2ニ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったギンザタイムボーイから1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた24戦目は、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナニワシュウホウから3馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系一般C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマハツリキュウから2馬身半差の2着に敗北した。