コウセイグレイト（2006年生、母フルーム）

コウセイグレイト（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋偉大な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンプレストン（当時9歳）と交配したフルームが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方37戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

2月15日、デビュー戦は荻野要騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったアイアンルックにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

3月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野要騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で荻野要騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で荻野要騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

8月15日、中5週で迎えた8戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた9戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月12日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、あけび特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた11戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

1月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず最後はビビットプラムと並んで8着同着となった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂本和也騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（9戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた23戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（10戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のガリオエンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月18日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた26戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田晴樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（12戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヘブンリーゲートに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（15戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月1日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（16戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（17戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で坂本和也騎手（18戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったクジュウクシマに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂本和也騎手（19戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂本和也騎手（20戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で坂本和也騎手（21戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は上村勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた39戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた40戦目は、高畑皓一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月20日、中3週で迎えた41戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（22戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は上村勇人騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた44戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、サンデーラインに交わされて4馬身差の2着となった。