タニノオズボーン（1985年生、母タニノシーバード）

タニノオズボーン（1985年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のゲイサン（当時16歳）と交配したタニノシーバードが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、中央障害10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

宮本悳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月20日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月15日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったロイヤルスーパーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた4戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルマルドンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上籠勝仁騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上籠勝仁騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上籠勝仁騎手（6戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月10日、中6週で迎えた13戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のトップワンシーダーに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーブルレリックから2馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で出津孝一騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で出津孝一騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハインリッヒから半馬身差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた21戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。