アトランティス（2019年生、母フィーリングトーン）
Atlantis
2019.05.09
アトランティス（2019年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代ギリシャの伝説の島」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したフィーリングトーンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の一般C1三四。
経歴
デビュー前
1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山口功一郎によって5,060万円で落札された。
安田翔伍厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2021年）
8月15日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。
12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず14着に敗れた。
12月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったヒロノシュンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
3歳（2022年）
2月13日、中7週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。
4月16日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。
6月19日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。
7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。
7月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったワンダフルヘヴンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。
8月6日、中2週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
2022年8月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
4歳（2023年）
1月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。
2月24日、中3週で迎えた11戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のボニーマジェスティに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
3月31日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1二三四（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のベルルークザンダーに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。
デビュー前
1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、山口功一郎によって5,060万円で落札された。
福田真広厩舎（大井）へ入厩。
5月9日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、麹町賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての10番ゲートからスタート。競走除外となった。
5月23日、中7週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、赤坂賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
11月1日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
12月4日、中4週で迎えた15戦目は、鳥居坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のクレシューズを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。
12月29日、中3週で迎えた16戦目は、一般B3四（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のラインストリームに5馬身の差をつけて優勝
5歳（2024年）
3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、オフト京王閣賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のダイキチホマレに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。
5月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、立夏賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西啓太騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。
6月7日、中3週で迎えた19戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西啓太騎手（5戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。
6月19日、中1週で迎えた20戦目は、蕨宿特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で西啓太騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったケンタッキースカイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
6月28日、連闘で迎えた21戦目は、秋葉原賞（大井ダート1600m 内回り 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。
11月11日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、みどりで、つなげる。みんなが、つながる賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスノーシューに3馬身の差をつけて久々の実戦を制した。