トウカイブラボー（2002年生、母ハッピーリズム）

トウカイブラボー（2002年5月22日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋歓喜の声」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時9歳）と交配したハッピーリズムが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地9戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の福寿草特別(500万下)。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月12日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルザカートに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

1月9日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のグランロワイヤルをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2007年）

7月15日、約27か月半の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

9月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。