アンコールラッシュ（2005年生、母フサイチヴィーナス）

アンコールラッシュ（2005年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アンコールワットより＋勢いよく走る、突進する」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したフサイチヴィーナスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方22戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,835万円で落札された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月3日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

6月8日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月28日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエネルアルファにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシネダイヤにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた22戦目は、キリンFIRE杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハッピートークを捕まえ切れず、約14馬身差の2着となった。

11月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（9戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（11戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

12月30日、中0週で迎えた28戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（12戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（13戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。